『自転車の補助輪は何歳ぐらいから外せばいいんだろう?』
『補助輪を外しても大丈夫な何か目安はある??』
『補助輪を外すにはどんな練習をしたらいい?』
補助輪がついている自転車に慣れてきたら、今度は「いつから補助輪を外せばいいのかな?」と気になりますね。
まず、子供が自転車の補助輪を外すためには、上手にバランスを取れるようになることが絶対条件となります。
今回は子供の補助輪なし自転車は何歳から?外すための練習方法とは?について紹介します。
自転車の練習は何歳からが目安?
まず、子供用の自転車の適応年齢は多くが2歳頃からとなっています。
補助輪付きの自転車では、主に身長が目安になっており、
- 身長80~105cm (2~4歳):12・14インチ
- 身長90~110cm (3~5歳):16インチ
- 身長100~120cm (4~8歳) :18インチ
子供の身長に合う自転車を探してくださいね。
また、STRIDER(ストライダー)が有名なトレーニングバイク(ペダル・補助輪がなく、足で蹴って進む自転車)から練習を始める場合は、
- 車体が軽い
- サドル位置が低い
2歳過ぎのお子様でも乗れるタイプが多いですよ。
▼トレーニングバイク例▼
参照元:https://gramho.com/
その時の注意点は、両足が地面に着くサドルの高さ。少しかかとが浮く位であれば大丈夫です。
子供の動きやすさに合わせて、サドルの高さを調整してあげてくださいね。
また、長袖・長ズボンに、ヘルメットと膝当てもあると安全で、ケガの心配が減りますよ。
参照元:https://mag.yway.jp/
自転車もトレーニングバイクも、どちらも2歳頃から使用が可能ですが、
- 身長が足りない
- 体力がまだ十分ではない
- 怖がって乗りたがらない
など、一番は子供の成長具合を見て判断してくださいね。
体力や力がないと、自転車本体を自分で操作できないのでバランスを取ることが非常に難しくなります。
子供の自転車の練習開始時期は、
- 早い子で2歳
- 多くは3歳〜4歳ごろからスタート
- 4歳〜6歳までの小学校に入るまでには8割近くの子が一人で乗れる
ようになっています。
行動の範囲が徐々に広がり、動きが活発になって、精神的・体力的にも十分成長した頃から始めても全く遅くありませんので、お子様の成長度合いを一番に見てあげてくださいね♪
補助輪を外すために必要なことは?
補助輪付きの自転車では、
- 自転車を漕ぐ動作
- ブレーキ操作
- ハンドル操作
この3つを覚えられます。
補助なし自転車を乗るために必要なもう一つの能力は、バランスを取る力。
最近では、補助輪が付いていないトレーニング(キック)バイクがあります。
トレーニングバイクは自分でバランスを取る能力が先に身に付くので、そのまま補助輪なしの自転車へスムーズに移行できたという話も珍しくありません。
補助輪を外して自転車に乗れるようには、
- コツがつかめるまで練習を継続して行う
- こけてしまうという恐怖心を抑え、ある程度スピードを出せるようになる
最初はやはり親御さんのサポートが必須です。
一番の戦いは「恐怖心」。
乗る→フラフラ安定しない→コケてしまうかも→コケたら痛い→不安になってスピードが出せない→スピードが遅いのでフラフラする
恐怖心に打ち勝つには、
- キックバイクのように補助輪なしの状態にまずは慣れさせる
- しっかり支えてあげながら徐々にスピードを出す
徐々に感覚に慣らして教えてあげられると、できていく達成感を味わいながら子供も楽しんで自転車練習が行えます。
補助輪を外すための練習方法(所要時間:約2時間)
それでは実際に補助輪を外すための練習方法を見ていきましょう!
先ほどご紹介した服装に気をつけ、できれば長さの短い芝生などの転んでもあまり痛くない所で行ってくださいね。
▼動画で確認する▼
始める前に補助輪とペダルを外す
最初に自転車の補助輪とペダルを外します。
補助輪付きの自転車では、自分でバランスを取る感覚が習得できないため、まずはバランス感覚を養う練習をするためにペダルと補助輪を外します。
自分で外すことも可能ですが、少し力がいるのでお父さんも一緒に行うか、お母さんでできなければ自転車屋さんで外して貰っても良いでしょう。
一人で乗るまでのステップ
準備ができたらいざ実践!
全部で7つあるステップを、一つずつクリアしていけば遅くても約2時間で乗れるようになる方法なのでぜひ試してみてくださいね。
STEP①:自転車を押して歩く
まずは自転車にまたがらずに、ハンドルを両手で持って押して歩きます。
そうすることで、ハンドルでバランスを取って前に進む感覚を養います。
これを左右両方行い、どちらもスムーズにできるようになるまで続けましょう。
STEP②:自転車にまたがってみる
次は実際に自転車にまたがってみましょう!
※この時、地面に足が十分に届く高さどうかを再確認してください。
まずは、足で地面を蹴って前に進む練習からです。
こちらも慣れてスムーズに行えるまで続けてくださいね。
STEP③:ジグザグに走行してみる
続いては行きたい方向にハンドルを動かす感覚を養うため、ジグザグに走行するトレーニング。
動画ではマーカーを使用していますが、持っていない方も多いと思いますので、100均のカラーボールなど、目印になるものならなんでもOKです。
全くなければいろいろな目的物を避けるように走行したり、親の周りをグルッと一周するなど、できる範囲で行ってくださいね。
注意としては一方向のみではなく、左右ともに曲がる動作をしましょう。
STEP④:走ってみる
少しスピードを出して走ってみましょう。(※まだペダルは外した状態です)
すでにハンドル操作には慣れてきているので、楽しんで走るはずですよ。
STEP⑤:両足で蹴って進む
続いては両足を同時に蹴って進んでみましょう♪
両足を同時に蹴ることで両足が浮いている時間が生まれ、自転車を漕いでいる状態に近いハンドル操作の感覚が身につきます。
STEP⑥:ブレーキ操作を覚える
緩い下り坂を利用してブレーキのタイミングや感覚を覚えます。
スピードが出過ぎない所でブレーキをかける大体の位置を決め、タイミングがきたら「はい、ブレーキ!」と、声掛けをしてあげてください。
この頃にはほとんどバランスが取れるようになっています。
STEP⑦:最後に、ペダルを付けて乗ってみよう!
最後のステップは、ペダルを付けていざ乗ってみましょう!
ここまでくると、すでにほぼ乗れている状態になっています。
ただ、漕ぎだしのペダルの重さでバランスを崩しやすいので、始めは漕ぎだしだけ助けてあげてください。
片方の足をペダルに乗せ、補助する手は体ではなくサドルの後ろを持って押してあげてくださいね。
出だしでつまずかず、進み出すと、もう乗れる状態になっていますよ。
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あとがき
子供はとても飲み込みが早いですね。
上手にコツを教えてあげるとドンドン自転車練習も上達していきます。
親も子供が自転車練習をする際に楽しく取り組めるように怒らず、焦らず、ゆっくりと上手に褒めてあげながら一緒に行ってあげてくださいね。
今回は子供の補助輪なし自転車は何歳から? 外すための練習方法とは?について紹介しました。