
『みかんを選ぶとき甘いかどうかはどこを見たらいい??』
『安くて美味しいみかんを知りたい!』
『どんなみかんが人気??』
冬の味覚の代表格であるみかん。
簡単に手で皮をむいて食べられるその手頃さと、爽やかな甘さ、そしてリーズナブルなお値段で手に入るため、日本で大人気の果物ですよね!
スーパーなどで購入をするときや、ネットで注文する時にも店頭にはみかんがたくさん並んでいるので、『ちょっとでも甘いみかんはどれか?』と、酸っぱかったり、甘さが弱かったりしないように選ぶときはちょっと慎重になりますよね。
同じお金を払うのであれば、もちろん少しでも新鮮で甘いものを選びたいところです。
そこで今回は今年の甘いみかんの見分け方は?種類や人気のみかんの産地とその理由は?について紹介します。
甘いみかんってどうやって選ぶの?
参照元:https://kimini.online/
みかんを買ってきていざおうちで食べた時に、『外れた…』という経験をしたことがある人は多いと思います。
甘いみかんを選ぶ時のポイントをしっかり押さえて、みかんの購入やみかん狩りに行った際にぜひ役立ててください。
①平べったいみかん
参照元:https://jocr.jp/raditopi/
みかんの形は縦に長いみかんや真ん丸のもの、少しぺちゃんこになったような形などさまざまなものがありますが、甘いみかんの特徴は形が「平べったいみかん」です。
詳しくない方でも分かりやすい見分けかたでおすすめ。
ただ、「由良早生(ゆらわせ)」という品種はまん丸の方が甘いのでご注意を。(※10月上旬ごろに収穫される和歌山県産のみかん)
それ以外は、成長過程で甘くて美味しい実になるみかんの特徴は平べったい形をします。
②重量感のあるみかん
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キャベツを選ぶときに小さくてもドシッとしていて重たいものを選ぶ方が、新鮮で中もしっかりとしていると言われますよね。
また、スイカなどでも重たいほどしっかりと果汁が含まれ、糖度が高いと言われています。
糖度が多く含まれている水分のほうが重くなるので、みかんを選ぶときにも「重量感のあるもの(重たいもの)」を選ぶと甘くて美味しいと言えますよ。
そのため、みかんを手にとって、実と皮の間に隙間のないほうがギッシリ水分と糖分が詰まっており、間に空間ができてペコペコするみかんは甘さも水分もなくなってしまっている特徴があります。
③赤みが濃いみかん
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鮮やかな黄色のものや、赤みが濃いものなど、よく見るとみかんは色が若干違います。
黄色い色のみかんより赤色のような「濃い色のみかん」の方が甘い傾向に。
糖度が濃いとみかんの表面も濃くなります。
重力の関係でヘタとは逆側の「カオ」に、糖が下にたまって特に色濃くなりやすいのも特徴ですね。
④実の房の数が多いみかん
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「実の房の数が多いみかん」ほど甘くて美味しいのですが、これを確認するのは買う前に見たり持ったりして判別することは難しいですね。
皮を向かずに見分ける方法としては、みかんの上のヘタをとってみると、放射線状の小さなラインがあり、それが房の数と同じと言われています。(※ただしヘタが簡単に取れるミカンは鮮度の低い可能性が高い)
一般的なみかんは10房ほどですが、多ければ多いほど非常に甘くて美味しいとされています。
現在のみかんは種がありませんが、【房が多い=種が多い=優秀で甘い】というのが一般的。
⑤皮のキメが細かいみかん
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あまりじっくり見ることはないと思いますが、みかんの皮の表面もさまざまあります。
皮の表面のブツブツは油胞(ゆほう)と言い、これが多くて「皮のキメが細かいほど甘くて美味しい」傾向に。(※品種によってはボコボコした見た目の方が甘いみかんもあります)
このみかんのツブツブが多いほど、木の枝先についていることが多いので、糖分が高くて甘いと言われています。
みかんは木の幹に近いほど、糖分よりも水分が多くなるのが特徴ですよ。
⑥軸の細いみかん
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軸の太さも見た目で分かりやすくておすすめの判別方法。
「軸が細い」みかんは枝の先のほうにできるのですが、甘くなる理由は葉や実・枝を成長させるため、栄養分は枝の先の方に送られるためです。
逆に軸の太いみかんは、水分を多く含むので傷みやすく味も劣りますよ。
⑦手作業で仕分けられたみかん
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なかなか見分けられない場合もありますが、かなり重要なポイントでケースに記載がされていることも。
機械によってみかんの選別をしていたり、流通に長い時間をかけているみかんは、その過程でたくさんの衝撃が加わっており、その少しのダメージの蓄積が味の劣化につながります。
みかんはなるべく「人の手で収穫されたもの」を選ぶのが良いでしょう。
美味しくて人気のブランドは?
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店頭には大小、そしてシーズン中はたくさんの種類のみかんが並んでいますね。
しかしながら生産地と値段の確認をするぐらいで、ブランドの種類にまでこだわっている人は多くないのではないでしょうか?
ここでは代表的でよく聞くみかんのブランドを紹介します。
有田みかん(和歌山)
全国で一番おいしいといわれる人気が高い「有田みかん」。
糖度の高さなど他のみかんとは別格だといわれています。
せとか(愛媛県)
「せとか」は旬が遅く、1~4月頃に収穫ができ、甘味の強いことで有名。
果肉がトロッとしており、まるでゼリーのような美味しい食感を味わうことができます。
「せとか」の名称は長崎県の瀬戸内で作られていることに由来。
旬になる3月頃に食べてみてくださいね。
はれひめ(愛媛)
「はれひめ」は寒い季節の12~1月に収穫されるみかんとオレンジの交配種です。
みかんの甘味がありつつも、オレンジの風味も楽しめるので柑橘類全般が好きな方におすすめ。
はれひめは、全国の80%が愛媛県で栽培されています。
いよかん(愛媛)
「いよかん」は12~3月頃に収穫される、甘くて香りの良いみかん。
皮が厚くてみかんよりも大きいところが特徴で、濃いオレンジ色になっています。
全体の約9割が愛媛県で収穫され、地名の「伊予(いよ)」が名前に。
みかんとはまた違った味わいで人気ですね!
甘平(かんぺい)みかん(愛媛)
こちらは、2月頃に食べることのできる糖度が非常に高い「甘平(かんぺい)みかん」。
果肉の食感、みかんの中でも極甘なところが特徴でぷにぷにとした独特な食感を楽しめます。
はるみ(愛媛)
「はるみ」は1~3月頃に収穫できる、さわやかに味わうことのできるみかん。
皮も剥きやすく、デコポンの小さいバージョンのような見た目をしています。
ツブツブとした食感も特徴的ですよ。
紅まどんな(愛媛)
「紅まどんな」は12~1月頃に収穫することのできる非常に甘味の強いみかん。
少し大ぶりのサイズで皮の色も濃く、甘味も非常に強いです。
酸っぱいものはなく、ほとんどのものが甘味の強い品種。
紅まどんなは愛媛県のオリジナル品種として、愛媛県でのみ栽培されています。
有田みかんが有名で美味しい理由
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みかんと言えば愛媛県や静岡県など、さまざまな地域でそれぞれのみかんの品種が出回っていますが、中でもおすすめの産地があります。
それは和歌山県の「有田みかん」。
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有田みかんが
- なぜ全国的に有名なのか?
- どうして甘くて美味しいのか?
それぞれにもちろん理由があります。
有名な理由:歴史が長い
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有田みかんは450年という栽培の歴史があります。
現在ではみかんとして全国で販売だけでなく、ジュースやゼリー・ケーキなどのスイーツやお菓子として百貨店や高級料理店などでも多く販売されています。
歴史が長く、さまざまな分野で活躍していることにより有名になっているんですね。
甘くて美味しい理由
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有田みかんと言えば、甘さが特徴のみかん。
普通のみかんよりも甘くて美味しい理由は、
- 急傾斜
- 水捌けの良さ
- 天気が良く、雨が少ない
甘くて美味しいみかんを育てるのに適した立地が大きい理由です。
おすすめの有田みかんは?
参照元:https://hyakusei-no-ando.com
有田みかんの中でもさまざまな畑があります。
代表的な有田みかんは、田村地域で作られている「天照園みかん」です。
有田地方の中でも、最高に美味しいみかんが収穫されるところで、有田みかんのなかでも最高ブランドです。
天照園(てんしょうえん)みかん
天照園(てんしょうえん)みかんは他の畑とは違い、機械などに頼らず農家さんがみかんの木を一本一本チェックしながら水をまきます。
また、地面の草の処理をしており、みかんの木の健康状態を把握できているので、他にはないおいしいみかんが作れるようですね。
天照園では農薬や添加物を使用せず、有機栽培でみかんを育成。
みかん本来の甘さにこだわっており、ビタミンなどの栄養素を余すことなく摂取できますよ。
天照園みかんはすぐに毎年売り切れてしまうため、下記のフォームから申し込みができます。
2018年に台風の被害にあい、現在は復旧しながらの栽培で販売個数が限られているので、注文は早めにしましょう。
上記画像をクリック頂くと、お問い合わせフォームにジャンプできますよ。
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あとがき
みかんは甘くて美味しいものを選びたいですね。
そんなときには軸の太さや、みかんの色を見ることによって判別できます。
また、さまざまな品種のみかんがある中でも和歌山県の「有田みかん」が全国でも有名になっています。
有田みかんは甘味が強く、みかんの中でも代表的なブランドです。
ぜひ、旬の時期には食べてみてくださいね。
今回は今年の甘いみかんの見分け方は?種類や人気のみかんの産地とその理由は?ご紹介しました。