
『七夕にそうめんなのはなぜ?』
『美味しいそうめんがしりたい』
7月7日は「何の日ですか?」と質問すると、子どもから大人まで全員が「七夕!!」と答えますね。
しかし、「七夕にはそうめんを食べる」という風習をご存じかどうかは、各ご家庭によって別れるかもしれません。
昭和57年以降七夕は五節句の大事な行事であり、その行事食であるそうめんにちなんで7月7日は「七夕・そうめんの日」に認定されています。
そこで今回は、
- 七夕にそうめんを食べる由来と理由
- おすすめのそうめん6選
この2点を紹介していきます。
なぜ七夕にそうめんを食べるの?
参照元:https://www.pinterest.fr/
そもそも七夕のお祭りとは中国から由来するものなので、その行事食も中国の食べ物の風習が残っています。
まずは、七夕にそうめんを食べる、
- 由来
- 理由
こちらから紹介していきますね。
七夕にそうめんを食べる由来は?
参照元:http://www.jishujinja.or.jp/
七夕にそうめんを食べる由来は、七夕祭りの由来でもある中国の故事とされているので、まずはそちらから紹介します。
その昔、古代中国の帝の子供が7月7日に亡くなり、その後に一本足の鬼となって熱病を流行らせ、これに困った人々は子供の好物だった「索餅(さくへい)」を供えて祟(たたり)を鎮めました。それから、この故事にちなんで中国では七夕に「索餅」を食べる風習が生まれ、平安時代に日本へ伝わりました。
参考文献http://tanabata777.com
この風習が日本に伝わり七夕の行事食になりました。
それでは故事に登場した、索餅(さくへい)とは何でしょうか?
索餅とは小麦粉と米粉を水で練って塩を加え、縄状にしてから乾燥させ保存した後に茹でて食べるものです。
この索餅は「索麺(さくめん)」と呼ばれ、それが今のそうめんになっているそうですよ。
七夕にそうめんを食べる理由を3つ紹介
七夕にそうめんを食べる由来に続いて、諸説はありますが行事食としてそうめんを食べる理由を3つ紹介します。
理由①無病息災(むびょうそくさい)を願う
1つ目の七夕にそうめんを食べる理由は前述の中国の故事にある通り、
- 1年間の無病息災
- 邪気を追い払う
これらのために行事食として食します。
参照元:https://www.mslifer.com
夏になると各家庭の食卓によく並ぶそうめんですが、七夕の日に限ってはとても深い意味がありますね。
理由②七夕物語から由来
2つ目の七夕にそうめんを食べる理由は、七夕という風習が生まれたとされる七夕物語に登場する、
- 天の川
- 織り姫が織る糸
これらがイメージされています。
参照元:http://pleasantdays.info/
七夕の伝説にちなんだ何とも言い難い、風流と趣きがありますね。
理由③秋の収穫祈願
3つ目の七夕にそうめんを食べる理由は、現在の七夕は夏のイメージがありますが旧暦でいうと7月は秋を指します。
神様に小麦の収穫ができたことを報告していたという説もあります。
参照元:http://www.maff.go.jp/
余談ですが、そうめんには恋愛運がUPするという風水がありますよ。
これも七夕物語に登場する彦星・織姫の恋愛を表しているようで感慨深いものがありますね。
七夕におすすめのそうめん6選
七夕に食べるそうめんは、全国のスーパーや市場でももちろん購入できます。
しかし、七夕の由来やそうめんを食べる理由を知ったなら、いい機会なので七夕の日には少し奮発して高級なそうめんを行事食としてみてはいかがですか?
続いては、七夕に食べるおすすめのそうめんを紹介していきます。
半田そうめん
徳島県の特産品である半田そうめん。
半田そうめんの最も大きな特徴は麺の太さ、そしてコシの強さです。
パスタ並みに太い1.2mm〜1.5mmの太さで作られており、小麦の風味・甘みが豊かな仕上がりになっています。
また、食べ応えもあり、アレンジがしやすいことでも人気ですよ。
三輪そうめん
奈良県で創業170年の歴史を誇る老舗の池利(いけり)の三輪そうめん。
日本国内では、この奈良県桜井市の三輪の里がそうめんの発祥の地として有名です。
代々受け継がれている伝統の技と、三輪の清水・やわらかな光・冷たい空気が唯一無二のコシ・コク・風味を生み出しています。
原料の小麦粉は厳選したこだわりのものを使用しており、麺のツヤやコシ・なめらかさ・喉越しのよさなど、購入者の満足度も非常に高いそうめんです。
島原手延べそうめん
こだわりの素材で安全な衛生環境で作られた島原手延べそうめん。
島原手延べそうめんは、雲仙を望む肥沃(ひよく/作物がよくできること)な大地と、そうめん作りにぴったりの風と水がもたらした天然の結晶です。
伝統ある製法と徹底した品質管理は、宮内庁へ献上する品としても有名ですよ。
茹で時間はわずか2分で、上質な小麦粉の風味と喉越しのよさが特徴のそうめんです。
五色そうめん
七夕にぴったりの色鮮やかな五色そうめん。
五色そうめんはそれぞれ、
- 白そうめん
- 梅そうめん
- 抹茶そうめん
- 蜜柑そうめん
- もち麦そうめん
自然素材と天然色素で作られているので、子どもにも安心ですよ。
陰陽五行説や五徳にもとづいた、五色短冊と同じような感覚で七夕の行事食を楽しめるそうめんです。
小豆島(しょうどしま)そうめん
日本一美味しいと呼ばれる小豆島(しょうどしま)の手延べそうめん。
昨年は、シーズン販売実績4,000箱を突破した人気のそうめんです。
このそうめんは酸化しにくく長く風味を楽しむために、全国でも珍しい純正ごま油を使用しているのが特徴。
また、すべてのそうめんに対して熟練した製品検査員が品質確認を行い、常に高いレベルでそうめんを提供し続けています。
稲庭そうめん
歴史ある伝統製法で、モンドセレクション最高金賞を受賞したことのある秋田県名産の稲庭そうめん。
この稲庭そうめんは、
- ノンオイル
- 細くて長い
- コシの強さ
これらが特徴になっています。
茹で時間はわずか1分で、しっかりと小麦の風味が感じられる清涼感ある喉越しが魅力のそうめんです。
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七夕にそうめんを食べる理由まとめ
七夕にそうめんを食べる理由はいかがでしたでしょうか?
夏の時期になると食卓でよく見かけるそうめんですが、こういった歴史や背景を知るとまたそうめんのよさを感じますね。
今年の七夕にはぜひ、家族みんなでそうめんを行事食として楽しんでみてください。
今回は、
- 七夕にそうめんを食べる由来と理由
- おすすめのそうめん6選
この2点を紹介してきました。