
『めずらしくて美しい線香花火をしてみたい』
『高級な線香花火は何が違う?』
夏に欠かせないのが花火。
定番の手持ちや迫力のある打ち上げなど、派手な花火で遊ぶのは楽しいですが、締めくくりに欠かせないのが線香花火ですね。
線香花火が発する火花はどこか儚(はかな)げで、夏の終わりを惜しむ人々の声を代弁しているかのようです。
そんなメッセージさえも感じられる線香花火を、本格的な国産物でいつもと違った演出を楽しんでみませんか?
今回はおすすめの線香花火(国産)12選|通販で人気の高級線香花火も紹介します。
目次
国産品の線香花火8選
まずは国産の線香花火を紹介します。
最近では革新的な線香花火が販売され、人気を集めています。
中には一箱40本入で1万円もする、超高級線香花火も存在します。
目玉が飛び出るほど高級な線香花火ですが、その価格とは裏腹に予約は殺到!
入手困難というから驚きです。
大江戸牡丹
愛知県三河市伝承の大江戸花火牡丹が、国産線香花火として有名です。
きめ細やかで繊細な炎を鮮明に表現している線香花火ですので、その瞬間を見れば誰もが日本人として生まれたことに誇りを持つでしょう。
「線香花火は国産品に限る」という、こだわりの方がいるのもうなずける気がしますね。
不知火牡丹(しらぬいぼたん)
大江戸牡丹とはまた違った繊細さを表現する不知火牡丹(しらぬいぼたん)も同じ様に、線香花火の国産品として高い人気を誇ります。
八代海や有明海で現在も見られる、大気現象の不知火を線香花火で表現。
大気現象の不知火は、なかなか見られない現象ですので、それを線香花火で表現しようと考えた、製作者のアイデアも素晴らしいですね。
牡丹桜(ぼたんざくら)
愛知県三河が発祥の線香花火と言えば、牡丹桜(ぼたんざくら)が有名ですね。
愛知県三河と言えば、徳川家康生誕の地として有名ですが、それに拍車をかけた形で、牡丹桜も名産品として知られています。
本物の線香花火と言う、頼もしいキャッチコピーと共に、線香花火の国産品の中でも一・二を争う人気で有名ですよ。
スボ手牡丹(てぼたん)
線香花火の原型と言われているのがこちらのスボ手牡丹(てぼたん)。
その起源は約300年前と言われており、それを現代まで継承しているのがスボ手牡丹です。
線香花火の国産品としては、最も歴史のある線香花火だと思いますので、歴史のロマンに浸りながらの花火遊びも楽しいでしょうね。
長手牡丹(ながてぼたん)
キーンと冷え切った寒い冬空の下で、線香花火を楽しむ方も中にはいますが、ジメジメとした日本の暑い夏をスッキリさせてくれる、線香花火にはそんな効果も含まれている様です。
現存する線香花火の99%は国外で製造され、そのまま輸入される形で日本へ。
残り1%の線香花火は日本国内で作られ、その内の1つがこの筒井時正の長手牡丹(ながてぼたん)。
連綿と受け継がれた職人技で仕上げられた線香花火は、国産の線香花火と呼ぶのにふさわしい芸術品としても楽しめるでしょう。
天地人
越後職人が作り上げた線香花火が、その名も天地人です。
「天地人」とは、かの武将直江兼続(なおえかねつぐ)のキャッチコピーとしても有名。
直江兼続は越後の武将でもあったので、この線香花火の天地人は直江兼続の勇猛さも、火花として表現しているのかもしれませんね。
天地人が発する線香花火の火花は、朱鷺(とき)が翼を広げて飛び立つ姿を表現しているとも言われ、国産の線香花火が宿すポテンシャルの高さを感じ取れるかもしれません。
巧(たくみ)
オーソドックスで温かみのある炎を感じながら過ぎ行く夏に思いをはせる線香花火。
そんなセンチメンタルに浸れる夏の風物詩というイメージですが、国産線香花火である巧(たくみ)はそんなシチュエーションにぴったりです。
国産の線香花火の火花や明るさなど、花火職人の技が光るその繊細さを見れば、海外で作られた線香花火では遊べなくなるくらい線香花火に対して目が肥えてくるでしょう。
文字通り「巧」と名付けられた線香花火ですので、火花を散らしているのを見るだけで国産か輸入品かを見極められる様になるかもしれませんね。
極上匠の線香火花セット
線香花火の火花を、打ち上げ花火の様に表現した極上匠の線香火花セットなる手持ち花火が、線香花火の国産品として注目を浴びています。
線香花火特有の華やかさを保ちながら派手に降り注ぐ手持ち花火で、線香花火を楽しみたいけど少し物足りない、そんな方にピッタリな花火です。
極、華、粋、この3種類から構成されており、どの花火も職人の意地が光りますよ。
高級線香花火のおすすめ4選
国産の線香花火を紹介しましたが、高級線香花火のおすすめも紹介していきましょう!
日本の風物詩である花火大会も、多くが外国産の花火とされており、日本の花火文化が衰退している大きな原因とされています。
そんな日本の危機的状況を打破しようと開発されたのが、冒頭でお伝えした一箱一万円の、高級線香花火『花々』を筆頭とした、筒井時正玩具花火の線香花火の数々。
完全手作り生産のため、一日に200〜300本程しか作れないそうです。
希少性と人気の高さから裏打ちされた、高級線香花火のおすすめ4選を紹介します!
蕾(つぼみ)
線香花火に使われている材料や素材などを、気にされた事のある方は少ないでしょう。
筒井時正が作る線香花火「蕾(つぼみ)」は、厳選した材料で作られた線香花火ですので、その違いがわかるかと思います。
見た目もまたカラフルでキュートに仕上がっており、春夏秋冬をモチーフにした淡い色加減がおしゃれですね。
夏の花火は派手な花火ではなくしっとりと花火を楽しみたい、そんな方におすすめですよ。
蕾々(らいらい)
四季を問わず楽しめる線香花火として有名なのが、筒井時正の手がける線香花火。
線香花火の火花にも種類があり、蕾、牡丹、松葉、散り菊の4種類を手がける筒井時正ですが、最もポピュラーな線香花火が蕾々(らいらい)です。
国産の線香花火は1%しか作られていないので、その貴重な国産の線香花火がどんな火花を散らすのか、楽しんでみたい方におすすめですね。
花(はな)
筒井時正が誇る線香花火「蕾」を内包した詰め合わせがこの花(はな)。
お盆のギフトとしても贈られるくらい、贈呈品としても使われる線香花火はまさに伝統工芸品としてもらった側も嬉しいギフトですね。
線香花火は娯楽として使われるだけでなく、ギフトとしても成立するという証明にもなった高級線香花火ですよ。
花々(はなはな)
線香花火をさらにギフト用として昇華させた花々(はなはな)。
線香花火だけでなく火を灯す際に使う、ろうそくとろうそく台も梱包されています。
ろうそくに使われている素材も、ハゼの実の抽出ろうを使用しており、高級感にあふれています。
ろうそく立ても山桜の木で作られた天然素材の物なので、線香花火を使い終わった後でも使い続けられる、嬉しいコストパフォーマンスの高さを発揮していますね。
あとがき
いかがでしたでしょうか?
これらの線香花火を見た時に、誰もが感じるのが「美しさ」と「高級感」です。
一枚一枚丁寧に織り込まれた和紙の花びらは、日本の伝統工芸の繊細さを見事に表現。
そして火をつけると、力強い火種が大きな花を咲かせ、最後の散り菊には「儚(はかな)さ」を感じさせてくれます。
高級感と同時に、職人の技を垣間見られますので、飾っても火をつけても美しい、革新的な線香花火を楽しんでみてください。
今回はおすすめの線香花火(国産)12選|通販で人気の高級線香花火を紹介しました。