
『猫をお迎えするなら保護猫譲渡会がいい?お金はかかるの?』
『保護施設ってどんな活動をしている?』
『保護施設を支援したい!』
猫を飼いたいけれど、どこで見つけたらいいか悩む人もいますね。
ペットショップの利用、知り合いからの譲り受けや、動物病院の里親募集もありますが、保護猫の譲渡会を利用する方法もあります。
しかし、はじめて利用する場合、保護施設のシステムやお迎えしたときなど、知らないことも多と思います。
そこで今回は
- 保護猫と出会うには?
- 保護施設について
- お迎えするときに必要なアイテム
- 譲渡会や保護施設への支援
を紹介していきます。
保護猫と出会うには?
保護猫に会いたいけれど、どこに行けばいいのか分からない人もいますね。
まずは保護猫についての知識を得ていきましょう。
保護猫とは?
参考元 https://shonanneko33.jimdofree.com/
保護猫を家に迎えたいという人もいますが、そもそも「保護猫」とはどのような猫のことを言うのでしょうか?
保護猫とは、
- 何らかの事情で飼い主が手放した
- 飼育崩壊現場からの救済
- 保護が必要な野良猫
など、さまざまな理由から保護が必要な猫を救済し、保護された猫のことを指します。
辛い経験をし、人間に恐怖を感じている猫も多いため、保護する側のボランティアも並大抵の努力ではありません。
猫を飼う人が増える中、捨てられる猫も多いのが現状です。
日本の猫の殺処分数は年間約2万頭とも言われており、無責任に捨てられ保健所に持ち込まれてしまう猫たちはまだまだ多いことがうかがえます。
猫に限らず、動物は責任感を持って最後まで可愛がってあげてくださいね。
保護猫と出会うには?
保護猫をお迎えするうえで、どこで譲り受けたらいいか分からない人もいますね。
出会いの場としては、
- 保護猫譲渡会
- ペットショップや動物病院の里親募集
- 里親募集サイトの利用
- 保健所の譲渡会
などがあります。
また、譲り受けるうえで条件なども厳しく決まっている場合がほとんど。
なぜ厳しいのかというと、虐待目的、転売目的で迎え入れる人がいるので、厳しくせざるを得ないというのが悲しい現状です。
条件やトライアルの仕方など、理解した上で探してみてくださいね。
保護施設について
参考元 https://koganei-kanko.jp
保護猫の施設のことを詳しく知っている人はあまり多くありません。
保護猫施設とは、
- 猫の保護やレスキュー
- 里親を探すための譲渡活動
- TNR ※Torap(トラップ=捕獲)/Neuter(ニューター=避妊・去勢手術の実施)/Return(リターン=元の場所に戻す)活動の実施
- 動物愛護の精神や考え方を伝える啓蒙(けいもう)活動
などを実施している施設のことを指します。
保護施設の種類
保護猫施設の種類としては、
- NPO法人団体(非営利)
- 任意団体(非法人)
- 併設団体
の3つに分けられます。
NPO法人(非営利)
参考元 https://peacedesign.net/
NPO法人は、社会的信用があって組織として活動しやすく、市民主体で活動している市民活動団体のこと。
法人格を持っているので団体として動け、継続的な活動がしやすい利点があります。
任意団体(非法人)
参考元 https://www.aboutamazon.jp
任意団体とは、有志ボランティア団体(特定の目的を成し遂げるための団体)のこと。
団体によって人数はまちまちで、動物シェルターが併設している場合もありますが、ボランティアの方が自宅で保護している場合も多いですよ。
併設団体
参考元 https://staynavi.direct/
併設団体とは、寄付や支援金では継続的保護活動が難しいため、保護猫カフェなどを経営基盤として運営している団体です。
生き物を扱う上で必要な食・住などをまかなうために、皆さん試行錯誤しているのですね。
譲渡条件
参考元 https://plaza.rakuten.co.jp
譲渡会などで猫ちゃんとの出会いがあり、里親にと望む場合には必要な条件があります。
団体によって違いはありますが、基本的な条件としては
- 同居家族全員の同意がある
- 家族の一員として責任、愛情を持って育てられる
- 65歳以上の場合は後見人があること
- 譲渡金の負担ができる
- ペットを飼える住宅を所有、もしくは許可されている賃貸住宅(証明書提出)
- 完全に室内飼いができる
など、細かく決められた条件があります。
団体によってさらに細かい条件もあるのでキチンと確認し、「可愛いから」や「どうしても欲しいから」など、軽い気持ちで引き取ることはしないようにしてくださいね。
譲渡までの流れ
すぐに譲渡成立するのではなく、譲渡を受ける場合には手順を踏む必要があります。
団体や施設によっても多少違いがありますが、基本的な流れとしては
- 譲渡条件の確認、書類審査
- 面会やお見合い
- トライアル1週間~1ヵ月(試験的飼育)
- 里親からの飼育状況の報告や、保護団体の飼育状況確認
- 正式譲渡へ
このような手順を踏んで正式に譲渡されます。
時間がかかるのも、キチンと譲渡するための大切なステップなのですね。
譲渡金について
「保護してきた猫なのになぜお金がかかるの?販売?」と思う人もいますね。
保護猫を引き受けるにあたって、必要な譲渡金とは
- 保護している間に受けた検査、ワクチンなどの病院代
- 毎日のフード代など
- 去勢・避妊手術などの一部の諸経費
- 届けてもらう場合は交通費・人件費
など、ボランティアの方々が譲渡できる状態まで必死にお世話しているので、命をつなぐうえで必要な経費を、里親さんに一部負担してもらう形になっています。
譲渡金の平均的な金額としては約30,000~60,000円位、猫ちゃんの病気の有無などによって違ってきます。
また、まだまだ保護が必要な猫ちゃんのためにも使われるお金になっているのです。
お迎えするのに必要なアイテム
保護猫をお迎えするにあたって、まず買っておかなければならないものがいくつかあります。
ここからは、お迎えするのに必要なアイテムを紹介します。
ゲージ
おうちに猫ちゃんが来たら、環境に慣れるまで安心して居られるキャットゲージが必要です。
ドアはスライド式で開閉しやすく、猫ちゃんも脱走しにくい作りで◎。
慣れるまでは毛布やちぐらなど、隠れる場所を一緒に作ってあげると早く安心してくれますよ。
トイレも一体型なので、広々使えてお掃除も簡単ですね。
トイレ
ゲージとは別でトイレを用意したいという方におすすめなのがツードア猫トイレ。
上からも横からも入れるので、猫ちゃんの使いやすい仕様になっていますよ。
ドアと活性炭フィルターのおかげで臭いも気にならずお掃除も楽々。
フルカバータイプで、猫砂が飛び散らないので安心ですね。
猫砂
猫のトイレを用意したら、必要になるのが猫用トイレ砂です。
猫はきれい好きで本能的に痕跡を残したくないため、トイレの後を隠す習性があります。
猫ちゃんに安心して使ってもらうために、消臭抗菌機能付きの猫砂を置いてあげるのもおすすめ。
また、用を足した後は固まるので、お掃除も簡単でいいですね。
猫ちゃんによっては気に入る素材が違うので、いろいろ試してあげてくださいね。
ペットシーツ
ペットを飼うとき、必要になってくるのがペットシーツ。
猫トイレの下に入れるなど、使い道はさまざまです。
トイレを清潔にたもつには、こまめな取り換えが必要なので大容量は魅力的。
どのサイズがいいかわからない場合は、まずはレギュラーサイズから使ってみてくださいね。
毛布
お迎えする猫ちゃんの匂いが付いた毛布を譲り受けられればいいのですが、手に入らない場合に必要になるのがペット用毛布。
防寒のためや猫ちゃんが隠れて落ち着けるように、一枚入れてあげるといいですよ。
7種類の可愛い柄がそろっていて、洗い換えに柄違いでそろえるのもいいですね。
保温性が高く、通気性に優れているのでオールシーズン活躍するアイテムです。
食器
猫ちゃんをお迎えするときに必須なのがフードボウル(餌入れ)。
もちろんごはんだけではなく、お水も清潔な容器で用意してあげたいですね。
セラミックで扱いやすく、どんなお部屋の雰囲気にもなじみやすいおしゃれなスタンドが魅力的です。
猫ちゃんの使いやすい高さになっていて、安定感もあり器をひっくり返す心配もありませんよ。
キャットフード
お迎えする施設で使っていたフードや、持病が特にない場合、用意しなければならないのがキャットフード。
合う合わないが激しい猫ちゃんもいるので、小分けになっているタイプがおすすめです。
栄養バランスがよく、小分けパックなのでいつでも新鮮なものを与えられますね。
食べてくれない場合は他のフードを試して、忘れたころに与えると食べてくれる場合もありますよ。
猫ちゃんによって肉系が好きな子、魚系が好きな子などさまざまです。
猫ちゃんの年齢や体質、好みに合ったものをあげてくださいね。
キャットタワーやおやつは?
キャットタワーやおやつなどは、猫ちゃんが慣れてきて性格を見てから購入するのがおすすめ。
遊ぶのが好きな好奇心旺盛な子もいれば、大人しい子もいて性格によってさまざまです。
また、慣れない所では性格がキチンと把握できない場合があります。
お迎えした子が慣れて、性格を解った上で適度な量をあたえてあげてくださいね。
譲渡会や保護施設への支援
「猫ちゃんはお迎えできないけど支援はしたい!」という人も多いですね。
「譲渡会や保護施設への支援はどこにすればいいのか?」「どんなふうにやったらいいか?」気になりますね。
そもそも支援というのは大きく分けて
- 支援物資(餌やペットシーツ、毛布など)
- 支援金(寄付)
の2種類があります。
手軽にできる支援としては
など、手助けしやすいシステムもさまざまです。
その他、譲渡会に行くことができるなら支援物資を持ち込みで渡したり、団体に直接送ったりすることも可能です。
たくさんの団体の中から自分に合ったやり方や施設を選んで、保護施設のお手伝いをしていきましょうね。
あとがき
いかがでしたか?
保護猫施設について参考になりましたでしょうか?
不幸な猫を増やさないため、日々頑張っているボランティアの方たちには頭が上がりません。
可愛い猫ちゃんをお迎えするために、身近な所から行動を起こしていくのもいいですね。
今回は
- 保護猫と出会うには?
- 保護施設について
- お迎えする時に必要なアイテム
- 譲渡会や保護施設への支援
を紹介しました。