
『おしゃれな猫ちぐらが欲しい!』
『人気やおすすめの猫ちぐらは?』
『そもそも必要?入ってくれない場合の対策は?手作りでもできる?』
近年、猫を飼う人が増えています。
もちろん飼うからには健康に、幸せにしてあげたいと思いますよね。
人間と同じで、「睡眠」は猫にとっても健康を維持するための重要な要素の一つです。
そこでおすすめなのが猫専用の寝室である猫ちぐら。
しかし、初めて飼う方は聞き馴染みがない方も多く、「猫ちぐらって何?」「買った方がいいの?」など、知らなかった人にとっては分からないことが多いアイテムです。
そこで今回は、猫ちぐらとは?おしゃれでおすすめの猫ちぐら11選!簡単な作り方も紹介していきます。
この記事のライター

目次
猫ちぐらとは?
参考元 https://niigata-kankou.or.jp
猫ちぐらとは、新潟県の関川村や長野県の栄村の民芸品のこと。
新潟県の方言で「かご」、関川村の方言で「ゆりかご」を意味する「ちぐら(稚座)」というところからきていると言われています。
「猫つぐら」と呼ぶところもあり、一つ作るのにかける時間は2~3週間、使う藁(わら)は約20把(わ)も使われており、すべて手作業で作られています。
大量の藁を使うため、米どころで作られるのも納得ですね!
参考元 https://ja.wikipedia.org
通気性があって夏は涼しく、保温効果で冬は暖かいので、猫ちゃんの健康にも一役買ってくれます。
猫は狭い所を好む習性があるため、気に入って使ってくれる猫ちゃんが多いですよ。
ただ、手作業で時間がかかるため価格は約2万円~と少し高く、本場のものは5年以上待ちの場合もあります。
本場の猫ちぐらが気になる場合は、下のホームページからチェックしてみて下さいね。
「関川村猫ちぐらの会」の猫ちぐら→こちら
「長野県栄村五八商店」の猫ちぐら→こちら
猫ちぐらって必要?
参考元 https://www.nekotigurakoubou-gen.com
大切な猫ちゃんの快適な睡眠をサポートしてくれる猫ちぐらですが、全ての方が導入しているかと言うと実際はそうではありません。
猫の寝床はドーム型の布団やベッドタイプ・キャットハウスなど様々。
その中であなたの猫ちゃんにとって猫ちぐらは必要なのでしょうか?
猫ちぐらを導入した際のメリットとデメリットを紹介するので参考にして判断してみて下さいね。
メリット
猫ちぐらのメリットは、
- 保温性、通気性に優れていてオールシーズン使える
- しっかりしていて頑丈なので長く使える
- 優しい風合いでインテリアに合わせやすい
- 適度な狭さで猫が安心できる
など、猫に快適に過ごしてもらいたい思いや技術がたくさん使われています。
デメリット
デメリットとしては、
- 猫が入ってくれない場合がある
- 大小あるが設置場所が必要
- 定期的なケアが必要
- 置き場所によってダニやカビの発生
など、導入する場合は、最低限の設置場所やケア方法を知っておく必要があります。
猫ちぐらのケアの方法
藁(わら)や籐(とう)などでできている猫ちぐらの場合、ハケで優しく埃を浮き上がらせ、掃除機で毛や埃などを掃除します。
参照元 https://croissant-online.jp
その後、濡れタオルなどで拭く場合、拭いた後は良く乾かしてから使うことでカビの発生を防げます。
しかし、日光に当てすぎると藁が傷みやすいので注意が必要。
畳を扱うようにケアすることで、清潔に長く使うことができますよ。
猫ちぐらのケア方法をもっと詳しく知りたい方は→こちら
猫ちぐらに入ってくれない場合の対処法
せっかく買った猫ちぐらも、猫ちゃんが入ってくれない事もありますね。
そもそもなぜ入ってくれない子がいるのかと言うと
- 場所が気に入らない
- 他にお気に入りの寝床がある
- 初めて見るものに警戒している
など、個体によって理由も様々。
その場合、無理に入れることはせず、下記の対策をしてみて下さいね。
- 慣れるまで待ってみる
- 日向に置く
- 高い場所に置いてみる
- 猫自身の匂いの付いた布団を置いてみる
気長に待ってあげると、急に使い始める子もいますよ。
猫ちぐらの選び方
猫ちぐらには窓の付いた半球形や円柱形、立方体、取っ手付きなど様々な形があります。
参考元 http://blog.livedoor.jp
- インテリアに合わせられるか
- 場所を移動したい場合などを考慮
- 扱いやすいかどうか
- 素材に注意する
本場のものは、猫ちゃんの健康に配慮した低農薬栽培の藁を使っており、しっかりと管理された原材料で作られています。
安価な類似品や海外製品などは、
- 原材料の表記が無い
- 有害なニスなどが付いている
などの場合があるので、選ぶ場合はキチンと確認してから購入する事をおすすめします。
猫も喜ぶ!おしゃれな猫ちぐら11選
本場のものも素敵ですが、決して安いお買い物ではないため、購入をためらう方も少なくありません。
素材は違っても、リーズナブルで安心な猫ちぐらは多く展開されているので、まずはそちらから試してみるのもおすすめですよ。
ここからは猫ファーストで厳選したおしゃれな猫ちぐらを紹介します。
取っ手付き
自然素材のウォーターヒヤシンス(ホテイアオイ)製の取っ手付き猫ちぐら。
コロンとした可愛い見た目と、インテリアに合わせやすい優しい色味で高い人気を誇ります。
取っ手が付いていると持ち運びが楽で、移動やメンテナンスの際に便利ですよ。
専用クッションも付いていて、別で用意する必要がないのは嬉しいですね。
スツールタイプ
人間も座れるタイプのキャットハウス&スツール。
しっかりとした造りのラタン(籐)と天然木でできており、猫ちゃんと一緒にくつろぎタイムを楽しめますよ。
ロック付きの天板は取り外しも可能で、猫ちゃんに合わせて使い方が変えられるのも魅力です。
もちろんクッションも付いていて、家具になじみやすい色味が素敵ですね。
2段ベッド風
柳製で頑丈な2段ベッド風猫ちぐら。
猫の出入りを妨げない設計になっていて、円(まろ)やかなフレームデザインで安全性もありますよ。
とても丈夫なので2匹で使えるだけでなく、噛んだり、爪とぎにも対応。
クッションを取り外せるタイプなので、お掃除がとても楽にできますね。
バスケット
一番オーソドックスなスタイルのペット用ベッド。
素材にはメイズ(トウモロコシ)を使用しており、シッカリと編み込まれているのでとても丈夫で長持ちします。
縁があるので顔を乗せたりして寝ることもでき、余裕のある広さは多頭で使うことも可能。
クッションは付いていないので、猫ちゃんのお気に入りのお布団を敷いてあげて下さいね。
ハンギングチェア
ゆらゆら揺れてリラックスできるラタン製の猫用ハンギングチェア。
モダンで可愛らしく、インテリアの中心になるようなデザインですね。
底面には同系色の専用クッション付きで取り外しも可能。
猫ちぐらとしては珍しいデザインで、猫ちゃんも面白がって入ってくれますよ。
洗えるタイプ
キャットタワーで人気のSUMIKA ratanto!(スミカ ラタン)シリーズのラタン製ちぐらベッド。
大きめの球形で軽く、女性でも扱いやすい作りになっています。
もし爪を研いでしまってもささくれしにくい安心設計で、人工ラタン製なので丸洗いが可能。
ラタン製のおもちゃと、リバーシブルで使えるクッション付きで、猫ちゃんのお気に入りの場所になりますね。
ヨーロッパ製
ヨーロッパ製の手編み風猫ちぐらであるCurver Knit Cozy Pet Home(カーバー ニットコージーホーム)。
手編みのニットの様な優しい風合いで、北欧家具などと相性の良い色合いですね。
ポリレジン製なので丸洗いはもちろん、耐久性にも優れていて長く愛用できますよ。
安定感のある丸型で、環境にも優しくセンスのいいアイテムです。
どちらからも入れる
不思議な形で目を引くどちらからも出入りできる大分県の水郷日田舎(すいきょうひたなか)で作られた猫ちぐら。
独特の丸みを帯びたフォルムと、適度な空間で猫ごころをくすぐりますよ。
入口は出入りしやすい加工がしてあるので猫ちゃんも安心して使用できます。
手作りの一点ものなので、同じものは二つとないオリジナリティが魅力的ですね。
ドーム型
丸いフォルムと可愛い耳が特徴のドーム型の猫ちぐら。
この猫ちぐらは
- 丈夫なポリプロピレン製
- 丸洗いできる
- 軽くて扱いやすい
- 4色のカラー
- 可愛い耳付き
という特徴があります。
天然素材だと扱いづらい人には特におすすめ。
丸洗いできていつも清潔に使えますよ。
サイドテーブル一体型
インドネシアの職人が丁寧に作った「ラタンペットハウス サイドテーブル」。
皮つきのラタンを使用しており、届いたその日に長年使い込んだようなアンティークな風合いに仕上がっています。
リゾートを思わせるような色味が素敵ですね。
サイドテーブルとしても使えるのでインテリアとしても優秀ですよ。
爪とぎ一体型
省スペースで使うことができる「nekoto キャットハウス2階建て」。
お部屋のコーナーにピッタリと置くことができて場所を取らないのが最大の魅力。
爪とぎもセットになっているから、遊びもくつろぎもできちゃいますよ。
素材は段ボールでお値段もリーズナブルなので、猫ちぐらを試しに使ってみたい人にもおすすめです。
猫ちぐらの簡単な作り方
実は猫ちぐらは手作りすることもできます。
DIYが好きで、「手作りしてみたい」「買う前に作って試したい」という方もいますよね。
最後に簡単な猫ちぐらの作り方を紹介します。
誰でも作れる猫ハウス
家にある簡単な材料で作れる猫ハウスです。
- 着古したTシャツ×1枚
- 針金ハンガー×2本
- 段ボール:約40×40cm
- ガムテープ×適量
- クッション×1個
▼作り方を動画で確認する▼
- 約40×40cmの段ボールに、伸ばした針金ハンガーを4隅に刺して交差して付ける
- 交差した頂点をガムテープで留める
- 裏に飛び出た針金部分はガムテープで固定
- クッションを敷く
- 全体を覆うようにTシャツをかぶせる※Tシャツの首の部分が出入り口になります。
飼い主さんの使い古しや匂い付きの衣類を使えば安心して使ってくれそうですね。
また、中にお気に入りの毛布などを敷いてあげて下さいね。
段ボール製
こちらは段ボールで作るタイプ。
複雑そうに見えますが、キチンと測って作れば簡単にできますよ。
- 段ボール:大の場合(49×25×29cm)/小の場合(42×22.5×25cm)
- 両面テープ
- セロテープ
- ガムテープ
- お好みの包装紙:70×150cm
▼作り方を動画で確認する▼
- 大きい方の真ん中に折り目を付け、底になる方にのみ切り込みを入れる
- 底になる方を下にして六角形を作る
- 向かい合う面が交わるために必要な長さを測る
- 六角形の角になる部分全てに測った長さまで切り込みを入れる
- 切り込みを入れたところまでが屋根になるので折り目を付ける
- 屋根の部分に二等辺三角形の線を引き、三角形の両端を先に切り取る
- 形を整えて底の部分をガムテープで留める
- 屋根の面を倒してテープでつなぎ合わせる。(隙間ができるので内側からもテープで補強)
段ボールのままでも使えますが、お好みの包装紙を両面テープで貼るとインテリアにも合わせやすいですよ。
あとがき
いかがでしたか?
色々な素材の猫ちぐらがありましたね。
隠れたり眠ったりできる安心する隠れ家を作ってあげると、猫ちゃんも毎日穏やかに過ごすことができます。
猫ちゃんと快適に暮らすためにひとつ用意してあげると良いですよ。
今回は猫ちぐらとは?おしゃれでおすすめの猫ちぐら11選!簡単な作り方も紹介しました。