
『ボルダリング用にシューズを買いたいけど選び方が分からない…』
『色んな種類があるけど、それぞれどんな特徴がある??』
『初心者はどんなシューズを選べば良い??』
ボルダリングのシューズは、技術のレベルや使うシーンによって様々な種類やタイプがあるので、どんなシューズを購入すれば良いか迷う方も多いですね。
もちろんボルダリングを本格的・定期的に始めるときは、マイシューズを用意した方がコスト面で断然お得ですし、衛生面でも安心。
本来は「クライミングシューズ」と呼ぶ方が適切ですが、今回は分かりやすく、「ボルダリングシューズ」として紹介していきます。
それでは今回はボルダリングシューズの
- 選び方
- タイプや種類
紹介していきます。
目次
ボルダリングシューズの選び方
大半のボルダリングジムでは無料、もしくは200円~300円程度でシューズのレンタルが可能です。
まずはレンタルから始めて、「自分にはどういうシューズが合うか?」確認してみることも大切ですよ。
それではシューズ選びの際に注意するポイントをみていきましょう。
①サイズ選び
普段とは全く違う形状のシューズなので、サイズの選び方もいつもとは異なってきます。
- 普段より1サイズ小さめ(上級者は2~3サイズ小さめ)
- 履いて1~2分我慢できるか?
- 5分ほどつま先立ちができるか?
この3つがポイントとなります。
ボルダリングシューズは足の指先を少し曲げて履くことを想定しているので、5本の指がやや曲がるぐらいのキツめが良いと言われています。
普段の履いている靴と比べるとややキツめなので、初めは違和感をもたれる方が多いですよ。
ただし、履いている内にシューズの素材が伸びてくるので安心して下さいね。
②試し履きをする
店頭で購入する際は、必ず試し履きをすることも重要です。
最近ではネット通販でもサイズ変更に対応してくれるショップも増えているので、購入前には必ず確認しておきましょう。
参照元:https://shoes-box.net
多くのお店ではビニール袋が用意されており、滑らせるように試し履きをして、簡単かつスピーディーに履くことができますよ。
ただし、ビニール袋を使わないと履けないサイズは選ばない様に気を付けて下さいね。
返品・交換ができない場合
購入したものの『サイズが少しキツいけどもう返品・交換ができない…』と、なってしまった場合はシューズフィッターで伸ばすことができます。
ボルダリングシューズは使用頻度が増えると自然と素材が伸びてきますので、あまり伸ばし過ぎなくても大丈夫ですよ。
ただし、初心者の方は無理してキツいシューズを履き続けて足が痛くなることよりも、まずはボルダリングを楽しむことを優先し、普段履いている靴の感覚に近いサイズを選びましょう。
③価格
ボルダリングシューズは、安いもので5,000円程〜高いもので数万円とピンキリです。
重要なのは金額よりも、ご自身のスキルや、利用するシーンに適したシューズを選ぶことです。
参照元:https://bouldering-club.com
様々な種類やタイプがあるので、1足目から理想のシューズと出会う確率はとても低く、初めは比較的安価な物をおすすめします。
④レベルに合ったタイプのシューズを選ぶ
ボルダリングシューズには主に3種類あり、こちらもシューズを選ぶときの参考にして下さい。
- ベルトで簡単に調整できる「ベルクロタイプ」
- 着脱が簡単・履き心地が良い「スリッパタイプ」
- フィット感を最大限に高められる「シューレースタイプ」
それでは続いては、この3つのボルダリングシューズのタイプや種類について紹介していきます。
ボルダリングシューズのタイプ・種類
ボルダリングシューズを選ぶ際に気にするポイントは、
- 靴の種類
- ソール(靴底)
- つま先
全部で3つあり、さらにそれぞれに複数の種類がありますので、順番に紹介していきます。
自分のレベルや利用シーンに合ったシューズをまずは見つけて下さいね。
靴のタイプ・種類
ボルダリングシューズには、
- ベルクロ
- スリッパ
- シューレース
3種類あります。
参照元:https://yamahack.com/
では、一つずつ特徴を紹介していきます。
①ベルクロ
着脱が簡単なベルクロは初心者や女性・子供にもおすすめです。
参照元:https://www.amazon.co.jp/
- 履きやすい
- 着脱が楽にできる
- ベルクロでフィット感を調整できる
- ベルトの消耗があり、痛むと交換ができない。
- フィット感を調整できる幅が狭い・限られている
②スリッパ
スリッパタイプも初心者や、着脱することが多い室内のボルダリングジムで利用する方におすすめです。
使用の回数が増えてくると伸びてくる素材なので、サイズは選びは慎重にして下さいね。
参照元:https://www.climbing-net.com/
- パーツが少なくて軽量
- 少し力は必要だが着脱しやすい
- 素足感がある
- 素材が伸びるとベルクロや紐で調整できないので、サイズ選びが難しい
- ヒールフック(※ヒールをホールドに乗せるテクニック)のときに脱げやすい
③シューレース
最大限にフィット感を高められるシューレスタイプは、中級〜上級者におすすめ。
参照元:https://www.amazon.co.jp/
- 足全体のフィット感を高められる
- 締め付けられる調整幅が広い
- 着脱が面倒(※履くときは毎回先端から締め付けていく)
- 競技中にほどける可能性がある
ソールのタイプ・種類
ボルダリングシューズのソールの種類は、
- フラット型(初心者タイプ)
- ダウントゥ
- 船底型(せんていがた)
3種類があります。
参照元:https://yamahack.com
こちらも一つずつ特徴を紹介していきます。
フラット型
ソールがフラット型の特徴は、オーソドックスなシューズの形で、様々なクライミングで使用できるため、初心者におすすめです。
参照元:https://yourmystar.jp
初めてボルダリングに挑戦する方は、まずこのフラット型から始めましょう。
ダウントゥ型
ソールがダウントゥ型の特徴は、つま先が鉤型(かぎがた=直角に曲がった形)になっているので、ホールド(突起物)に足を掛けやすいというメリットがあります。
参照元:https://kurashi-no.jp
普段履き慣れていないソールの形状なので、慣れるまでに少し時間が掛かるデメリットがあります。
船底型(せんていがた)
ソールが船底型の特徴は、スメアリングがしやすい点です。
スメアリングとは、フットホールドがない場所で足裏を使って摩擦を効かせる技術。
初心者を脱出する第一歩であり、中・上級者がクライミングでよく使う技術の一つです。
参照元:https://www.amazon.co.jp/
しかし、前傾斜では使いづらいという、デメリットがあります。
ボルダリングに慣れてきた方におすすめのソールが船底型です。
つま先のタイプ・種類
最後はボルダリングシューズのつま先の種類ですが、
- ストレート(初心者タイプ)
- ターンイン
2種類があります。
参照元:https://yamahack.com
こちらの2タイプについても解説していきます。
ストレート
ボルダリングシューズのつま先がストレートの特徴は、オーソドックスなタイプでバランスが取れています。
参照元:https://www.trailrock.net/
ボルダリング初心者の方は、まずこのストレートタイプを選びましょう。
ターンイン
ボルダリングシューズのつま先がターンインの特徴は、つま先が親指のほうにカーブしている形状。
参照元:https://www.kamoshikasports.com
インサイドエッジは効きやすいですが、アウトサイドエッジが効きにくいです。
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あとがき
ボルダリングシューズの情報は参考になりましたでしょうか?
理想のシューズと出会えるまで時間は掛かるかも知れませんが、自分のレベルやシーンに合ったシューズをぜひ見つけて下さいね。
そして競技中はくれぐれも安全に気を付けて下さい。
今回はボルダリングシューズの
- 選び方
- タイプや種類
を紹介しました。