お中元のお返しマナー|のしの書き方・お礼の方法を紹介!

『お中元のお返しはどうしたらいい??』

『失礼がないようにマナーや慣例を知りたい!』

『お礼の品物の金額の相場はいくらぐらい??』

 

「お中元を贈っていない方から、お中元が届いてどうしよう?」と、悩んでいる人もいらっしゃいますね。

お中元を贈る際には、マナーや慣例がもちろんありますが、お中元を頂いた側にもお返しのマナーがあることをご存知でしょうか?

そこで今回はお中元のお返しのマナーで

  1. お返しの必要性
  2. のしの書き方
  3. お礼の方法
  4. お礼状の書き方
  5. お礼の品物の金額の相場

順番に紹介していきます。

お中元を贈る際のマナーは、下記の記事を参考にして下さい。

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お中元のお返しは必要?

お中元というのは、日頃お世話になった人に対して「感謝」の気持ちを表すために品物を贈るという風習ですね。

基本的には、「お中元の品物」のお返しは必要ないとされています。

しかし現在では、「頂いた物に対してはお礼をする」という日本人の考え方にもあるように、「お礼の品物」を贈る人が増えています

また、お中元を頂いた相手によって、お中元のお返しをするか?しないか?を決める人も多いようですね。

お返しをする相手方が、目上の相手の場合(会社の上司や義両親)や、立場や地位が同じ相手(親戚・会社の同僚など)からお中元を頂いた時には、「お礼の品物」を贈る人が増えています。

但し、注意が必要なケースとして、

  1. 会社の上司がお返しを必要としていない場合
  2. 取引先などの「賄賂」的な見られかたをされる場合

このような場合は、会社の上役に相談することをおすすめします。

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熨斗紙(のしがみ)の書き方は?

のし書き方

参考元 https://www.quocard.com/

お中元のお返しの品物を贈るときの、「のし紙の書き方」について紹介します。

お返しの熨斗紙は、お中元を贈るときと同じように「紅白の蝶結び(花結び)」の水引が印刷されたのし紙を使うのがマナーです。

のしの名称や意味、お中元を贈る時の、のしの書き方は下記を参照下さい。

 

表書きの書き方

お中元 表書き

参考元 https://www.rakuten.ne.jp/

表書きは、要するに「贈る目的」のことですが、お中元のお返しをする時期によって、実は異なってきます。

お中元の時期の間にお返しを贈る場合は、

  • 「お中元」
  • 「御中元」

いずれかを表書きに記載します。

お中元の時期を過ぎてしまってから、お返しを贈る場合は、7月20日~8月7日頃までであれば

  • 「暑中御見舞」
  • 「暑中御伺い」(相手が目上の場合)

8月7日~8月31日頃までであれば、

  • 「残暑御見舞」
  • 「残暑御伺い」

このように表書きを記載しましょう。

お中元を贈る時と同じ表書きで、特に問題ありませんよ。

お中元のお返しの熨斗(のし)紙の書き方は、お返しする時期にだけ注意していれば粗相や失礼は無いのでご安心下さい。

各地域によってお中元の時期が異なってきますので、下記の記事を参照下さいませ。

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お礼の方法

お礼状

参考元 https://kidsna.com/

お中元を頂いたときには必ず、3日以内に「お礼状」を書くのが一般的なマナーとされています。

お中元が到着してすぐにまずは、

  • 電話
  • メール・LINEなど

「お中元が本日届きました。」という旨の感謝の気持ちを伝えるのも良いですね。

お返しの品物を贈る場合

お中元のお返しの品物を贈る場合は、品物と一緒に添えて贈るのがベストです。

ネットショップでお返しの品物を注文して手書きのお礼状を添えることができない場合は、別々に送っても問題はありませんよ。

ただし上記の場合は、先に「お礼状」を送ってから末文に「お返しの品を送らせていただきました」と書いておくと、より丁寧なお返しになりますね。

お返しの品物を贈らない場合

お中元のお返しの品物を送らない場合は、「お礼状」をすぐに書いて送りましょう

目上の方などには先に電話を入れて、感謝の気持ちを伝えるのも良いですね。

お礼の方法のまとめ

お中元のお返しのポイントはどのような相手であっても、お中元を頂いたときには必ず「お礼状」を送るようにしましょう。

お中元を贈った方も「お礼状」があるだけで、「お中元を贈って良かった」という嬉しい気持ちになってくれますよ。

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お礼状の書き方は?

お礼状 書き方

参考元 https://kidsna.com/

社会人になってからお中元の「お礼状」をしっかり書けると、それだけで相手方に「礼儀正しい常識のある人」という印象を与えます。

最近はメールやLINEなどで簡単に済ませる時代になったからこそ、「手書きのお礼状」を送れる方はそれだけ良い印象が残りますね。

また、手書きのお礼状をもらって嫌な気持ちになる人はいません。

それでは、お礼状の書き方について具体的に紹介していきます。

手書きがおすすめ

手書き

参考元 https://siruha.jp/

お礼状は印刷やパソコンではなく、「手書き」が喜ばれます。

また、お礼状は「便箋に縦書き」にして封筒で送るのが一般的ですが、ハガキでも横文字でも問題はありません。

何よりもまずは、お中元の品物が届いてすぐにお礼の気持ちを伝えることが大切です。

文章の構成方法

お中元のお返しのお礼状の書き始め文章は?参考元 http://visualshoxxx.com

お中元のお礼状を書く際の文章構成は、

  1. 頭語(とうご)
  2. 時候(じこう)の挨拶
  3. お中元のお礼
  4. 自分の気持ちと相手を気遣う言葉
  5. 結びの言葉
  6. 結語(けつご)

という流れで書くのが基本になります。

それでは実際に、画像を使ってお礼状の文章の書き方を紹介します。

頭語(とうご)と結語(けつご)について

頭語と結語の一覧表

参考元:https://bunsho.jun-style.com

お礼状の文章の書き始めや末尾は、どうすれば良いのでしょうか?

一般的なお手紙や文章を書く時にも、頭語や結語を使用するかと思いますがお中元のお返しのお礼状の場合は、

  • 「拝啓(はいけい)」
  • 「敬具(けいぐ)」

この2つを使うのが一般的ですよ。

時候(じこう)の挨拶

時候の挨拶 一覧表

参考元 https://imgcp.aacdn.jp

頭語の次に続く、季節を表す「時候(じこう)の挨拶」

お中元の時期は7月もしくは8月の地域が大半ですので、7月と8月の季節の言葉を使って挨拶の言葉を書いていきます。

少し書き慣れないかも知れませんが、

  • 7月:盛夏の候、いかがお過ごしでしょうか?
  • 8月:残暑厳しき折、お変わりなくお過ごしでしょうか?

初めは調べながら書くと良いですね。

結びの言葉

お礼状の文章の最後には、相手の健康などを気遣った言葉で締めると文章が美しくなりますね。

一般的な末文は、

  • しばらくは厳しい暑さが続きますが、どうぞご自愛ください。
  • 猛暑厳しい折、お体に十分気をつけてお過ごしください。

この他にも、色々な結びの言葉があるのでこちらも初めは調べながら書いて徐々に覚えていきましょう。

お礼状の文章例①:仕事関係

お中元のお返し 文章例

参考元:https://letter.sincerite-shop.com/

まずは、仕事関係のお付き合いがある相手方にお礼状を書く場合は少しお堅い文章ではありますが、きっちりとしたお礼状を書きましょう。

社会人としてこのレベルのお礼状が書けると、道徳やモラルが身についた方だと認識してもらえるでしょう。

お礼状の文章例②:一般的

お中元のお返し 文章例 一般

参考元 http://letter.sincerite-shop.com

続いては、一般的なお礼状の文章例です。

お中元を頂いた感謝の気持ちや、健康の事やご自身の近況をお伝えするだけで十分です。

お礼状の書き方のまとめ

「お礼状」は、形式ばった中に、

  • 自分の気持ち
  • 相手を気遣った言葉

を文字にすることがポイントです。

まずは基本的な例文を参考にしながら、書いていくうちにだんだんと慣れスムーズに書けるようになりますよ。

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お返しの品物の金額の相場は?

お中元の品物の金額相場参考元 http://yougo-girl.com

お中元のお返しとして品物を贈る場合は、お返しする金額に注意が必要です。

一般的には、頂いたお中元の品物の同額から半額程度の品を選んで、お返しするのがマナーとなっています。

お中元を贈る側の金額の相場は、「3,000円~5,000円」程の品物を選ぶ人が多いようですね。

そうすると、お中元のお返しの品物の金額の相場は「1,500円~4,500円」程で考えていれば良いでしょう。

また、頂いたお中元の品物の金額よりも明らかに高価なお返しをした場合は、「来年からはお中元を送らなくて結構です。」という意味に受け取られるので注意が必要です!

お中元のお返しは気持ちが大事なので、相手の「好きな品物」や家族が多い場合には「量が多い品物」を選ぶと喜ばれることが多いですよ。

お中元の関連記事

お中元の時期は地域によって異なります。

お中元を贈る時のマナーは、下記を参考にして下さい。

また、こちらの記事を読まれた方は下記も参考にされています。

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あとがき

お中元のお返しのマナーは、お役に立ちましたでしょうか?

お返しの品物はもちろん大事ですが、まず絶対に必要なのは「お礼状」ですね。

お中元を頂いて嬉しい気持ちや相手の気遣いや感謝の心を感じ取り、相手にしっかりと伝えましょう!

今回はお中元のお返しのマナーで、

  1. お返しの必要性
  2. のしの書き方
  3. お礼の方法
  4. お礼状の書き方
  5. お礼の品物の金額の相場

を、順番に紹介しました。

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